ハノイでひとりぐらし

ベトナムのハノイで暮らしています

彼らが見ている景色

仕事柄、多くのベトナムの若者と触れ合う機会があるのですが、

まだまだわたしは彼らのことがわからなくて、

彼らもまた同じように珍しそうにわたしを見ていて、

ここから、面白いことができるといいなあ!って

いつも思っています。

 

わたしは彼らに指導することもあるし、

間違いを間違いと伝えることもあるし、

改善すべきことを改善すべきだと伝えることもある。

 

それらは彼らの多くにはそう簡単には伝わらない。

でも、それは彼らがベトナム人だからというだけではない。

きっと日本の若者であっても同じなんだろうなと思う。

だから彼らを「ベトナム人だから」という大きな括りでは

なるべく見ないように気をつけている。

もちろん、ここはベトナムなので、気をつけていなくたって、

彼らがスタンダードであり、わたしがマイノリティなんだけれど。

 

よく日本人が「ベトナム人は〜」って話をしたりするけれど、

そういう括りを越えて、

彼らと向き合いたいな、と日々思っているのでした。

 

世界で働くって、そういうことなんじゃないかなって

最近思う。

多様性を認めれば認めるほど、人は自由になる。

多様性が豊かであればあるほど、面白いことができる。

そうやって経済が回っていくといいな、と夢見ています。