ハノイでひとりぐらし

ベトナムのハノイで暮らしています

人生とは

突然重たいテーマですが、

最近、よく考えるようになりました。

仕事の基盤である会社がぐらついていて、

仕事がなんとなくのベースだった日々もなくなってしまいました。

なんとなくのベースじゃ生活は楽ではなくて、

なんとなくのベースでは未来が作れなくて、

もやもやとしています。

 

日本にいるときは、とにかく「生活費を稼げなければ」みたいな感覚って

すごい強かったんですけど、

ベトナムに来てからは、生活コストが低いということもあり、

かなりこの感覚が薄れているように思います。

外国人ということもあって、

「国に所属する」みたいな感覚が薄いこともあるかもしれません。

なんとなくふわっと生きていけるというか・・・。

 

なので、日本にいたときは、

何かのためにとにかくお金は稼いでいた方がいいし、

お金を稼ぐことは正義みたいな感覚に縛られていたように思います。

でも、今はそういう感覚はなく、”何か起こるときは起きる”

だからこそ、やりたいことをするべきだと考えています。

 

でも、不思議なもので、

なかなか踏み出せないでいて、

思いのほか自分にかかったロックは強いんだな、と思っていました

でも、そうではないと気づきました。

 

逃げたり投げ出したりするのって意外と簡単なんですけど、

もう私もいい大人なので、

さすがに身体や精神がやられない限りはそんなことはしないです。

むしろ、どうしたらいい形で次のステップに進めるかを

考えまくっています。

 

だから、そう簡単に踏み出せない。

でもそれでいいんだな、と思います。

変化こそが人を成長させると思います。

「変化」だけでなく、「変化させる過程」もきっとそうなんですね。

だからこそ、じっくり考えて悩んで、

前に進んでいきたいです。

2020年の6月

あっという間に6月ですね。

ハノイは本格的な暑さになってきました。

強い日差しと、熱い空気と、

冷え冷えの冷房の季節です。

 

さてさて、COVID19の影響で色々と

落ち込んだ日々も

すっかり日常に戻ってきました。

 

少しずついろんなことにエンジンが

かかっている感じです。

 

わたしも、少しずつ

前向きになってきました。

充実した日々を送りたいという気持ちと、

毎日を大切に思う気持ちと、

未来を作る日々にしたいという気持ちと、

いろんな前向きさが

重なっていい感じになっている気がします。

 

技術の進歩に

そして社会で力を合わせるすべての人に

世の中に根付く何かに声を上げる人に

感謝と敬意を込めて。

 

連絡の取れない友人

連絡の取れない友達がいます。

大人になって忙しくなって

みんなそれぞれの生活や仕事があって

すれ違ったり意見が合わなくなったり

いろんなことがあるけど、

それでも時々連絡を取りたくなったり

昔の話をしたくなったり

そんなふうに思います。

 

でも、自分も経験がありますが

情報機器を使って簡単にコンタクトが取れるようになって

いろんな連絡ツールが増えて

だからこそ連絡が取れなくもなってしまうケースもあると思います。

たとえば、スマートフォンが壊れてしまうとか、

極端に言えばそれがなければ連絡がとれなくなるというのが

簡単に起きてしまいますよね。

 

私はこれまで人との出会いが特別だと思うことはあっても、

それをずっと繋いでいくことに執着したことはありません。

引っ越したり所属が変わったり、環境が変わるのは当たり前だし、

付き合う人や友人も変わるのは当然です。

寂しいように思えても、人が変わっていく事は悪いことではないし、

私自身もそれを望んで拠点を移してきました。

 

それでも、あの人はどうしているかなと

連絡を取りたくなる人がいるのはとても幸せなことだと思います。

たとえ今連絡をとることが叶わなくても、

自分の人生の中でそういう人がいるということが、

そういう人と出会えたということが

幸せなことだと思います。

 

 

拠点を選択するということ

まだまだ日本では海外で暮らすということが少数派なんだな、

というか、他拠点というのも少数派なんだよな、と思ったりします。

 

私は日本でも結構積極的に拠点を動かしていたので、

海外に行くというのもその延長のひとつで、

単純に未知の環境に飛び込んでみたかったり、

自分にとってよりよい環境を求めているだけです。

 

でも、こういう気持ちを理解できない人は結構多くて、

「何か特別な野望があるのだろう」みたいに思われることが多くてですね・・・。

いや、別にそういうのないんですよねと苦笑いするしかないんですが、

結構困ることもあります。

 

それは、仕事などで、

取引先の方から妙に期待されてしまったり、

結構突っ込んだ人生観とかのお話をされたりすることです。

 

もちろん自分に興味をもってくれるのは有難いですし、

コミュニケーションしやすいので助かる部分もあるのですが、

あまりにキラキラした目で見られると、正直息苦しいです。

 

自分の人生をただの仕事相手にあれこれ言われるほど

私は子どもでもないですし、

多くの人と同じように、自分の人生を自分で選んでいるだけなので、

なんだかなあと思ってしまいます。

 

人は人、自分は自分です。

多様性がもっともっと当たり前になっていくといいなあと

心から思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

リモートワークで思うこと

コロナの影響で、仕事が減って、

リモートワークもやってみて、

しみじみと感じているのは、

いかに普段思考停止して仕事をしていたかということです。

 

仕事に影響が出てきたのは、3月の中旬頃からだったのですが、

そこから約一か月、通常よりも仕事カット、給与カット、

在宅での仕事も始まりました。

 

すると、あれ、何をまじめに今まで週5日、

会社に通っていたんだ?と思うようになりました。

 

もちろん決して会社が悪いとかそういう話ではなくて、

「今この会社で働いていることは、

 自分が本当に望んでいることなんだろうか。」

と、改めて考えるようになりました。

 

もちろん、嫌々入社した会社ではありませんし、

決して大きなことではなくとも、自分の理想や目標を実現してきてもいます。

自分の今のポジションも、仕事の内容も、

もちろんすべてではありませんが、苦痛ということもありません。

 

ただ、今いる場所は過程の一つでしかないんだよなってことを

ついつい忘れてしまっていたなと気が付いたんです。

 

今時、一つの会社で長く働き続けることの価値はあまり大きくありませんし、

私自身もそんな風には思っていません。

自分の将来にはまだ見ぬ道があり、いずれは自分の歩みたい別の道へ、

また進んでいくことになるだろうと、当然考えていました。

 

でも、あまりにそういったことに無頓着になっていたな、と

改めて気が付いたんです。

 

 

もっともっとスラックを持ち、

もっともっと仕事以外の時間もうまく活用していかないと、

また行き詰ったところで、転職をすることになるな、と・・・。

 

日本の場合は、結構転職って大ごとなので、

割とギリギリまで踏ん張ってしまうことが多かったんですよね。

それこそ、上司とガチでぶつかるとか、

身体壊すとか・・・

そこまでいかないと、転職するって

踏み出せない固定観念が自分にあったんだと思います。

酷いものです。

 

なので、決していい辞め方をしなかったケースもあったので、

それから何年も苦しむ経験もしました。

でも、もうそんな思いはしなくていいと、

今の自分は理解しているし、価値観も更新されています。

 

だからこそ、これまでの盲目的だった日々を反省しています。

もっと刺激的な日々を求めたり、

もっと自分らしく、もっと自分が求める生活を追求するべきだと。

 

今回のような大きな変化や危機を共に過ごした会社には、

私はより強い絆のようなものを感じるかもしれません。

はたまた、本格的に自分と異なる部分が露になり、

これ以上は相いれないと思うことになるかもしれません。

 

今、そういう場所にいるんだな、と

思いながら日々過ごしたいと思っています。

 

自分の未来を作るのは、自分です。

色んな外的要因も大切です、周囲の人も大切です。

でも、それらを選ぶのは自分です。

 

部屋にこもる時間が多い今、

きちんと自分と向き合っていきたいと思います。

 

 

仕事についてー人間関係編

仕事について、ちょっと続けます。

今回は、人間関係についてです。

おそらくほとんどの方が悩んだ経験があると思います。

 

私は、以前ものすごく仕事にのめりこみ過ぎて、

失敗した経験があるので、

この人間関係についても特に意識をして気を付けています。

 

なぜかというと、職場の中で自分にとって強い影響力を持つ人や、

プライベートでも仲良くするような人がいると、

ONOFFの切り替えがしにくくなったり、

冷静な判断がしにくくなったりするからです。

 

そのため、もうほとんど無意識になっていますが、

以下のようなことを気を付けるようにしています。

 

・仕事上の人間関係はプライベートに持ち込まない。

・プライベートな話題も極力職場へは持ち込まない。

・上司や同僚のプライベートに興味を持たない。

 

もちろん、人間なので、

なんとなく好きとか嫌いとかはありますし、

関わる中で、いい人!嫌な人!とか思うことも当然あります。

でも、それを一切深堀りしません。

 

どんな人であっても、あくまでも仕事上の関係なので、

仕事さえうまくいくのであれば全然気にしません。

自分の部下であっても、いかにうまく仕事を回せるかだけが問題であって、

性格がいいとか悪いとか、全然関係ないし興味がないです。

 

なので、古き良き日本のように、

飲みにいって親睦を深めるとかも一切しません。

もちろん、一緒に食事をしたりすることで心理的距離は縮まるとは思いますが、

最低限の範囲でいいと私は考えています。

 

私の中では、自由が自分の人生で一番大切なことなので、

暑苦しい関係性は人を不自由にすると思うことが多いです。

もちろん、人の温かさに救われることはたくさんありますし、

人と人がつながることは本当に大切なことだとわかっています。

 

でも、職場というのは無限にある人と人のつながりの中の

ひとつのコミュニティにすぎなくて、

人生のすべてではありません。

なので、意識的に一線を引いて切り離し、

そのコミュニティの中で最適な付き合いができればいいと考えています。

 

冷たく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

少し見方を変えると、

仕事で関わる人たちは、

傷つけあうほど近づくべきではない、と思っているのです。

 

仕事以外での相手のことを知っていると、

つい感情的になって、余計なことを言ってしまうこともあると思います。

プライベートを知ったせいで、相手のことを尊敬できなくなったり、

相手の言葉を信用できなくなってしまうこともあるかもしれません。

そうなってくると、仕事上のコミュニケーションに影響が出てしまいます。

 

というわけで、

傷つけてしまうほど、相手のことを知らなくていいと

私は思うのです。

 

 

ベトナムの場合は、割とこういった雰囲気が強いこともあり、

とても快適です。

職場の人間関係で悩むこともほとんどありません。

仕事の内容で悩むことは多いですが・・・。

それはまた別の課題ですね!

 

どうかひとりでも多くの方が、

幸せな仕事時間を過ごされますように!

 

 

 

仕事について

この大変な状況の中、

仕事についてもよく考えるようになりました。

私の仕事は、コロナの影響を受けてしまう業種で、

事業の存続のため、会社の存続のために動かなければならないことが多く、

自分の想定している仕事の範囲を超えている重たい話、

理解できない話がバンバン飛んできます。

 

そうすると、どうしても、

そこまでコミットしたいかな、と考えてしまいます。

もちろん、会社を守るため、従業員を守るため、

顧客を守るために何もしないわけにはいかないのはわかっています。

 

ただ、私は役員でもなく、ただの従業員です。

経費削減のために、勤務日を減らされ給与も減らされています。

その状況の中で、コミットメントレベルを上げることはなかなか難しいです。

 

ただでさえ、通常業務もあるため、時間に余裕はほとんどありません。

勤務時間も給与も減らされた状態で、

がむしゃらに働けるほど馬鹿にはなれないんですよね。

 

誰が悪いわけでもないし、誰も責められませんが、

自分を守れるのは自分だけだと改めて思っています。

 

今、おそらく日本でも、

自粛したくても自粛できない人、

会社の対応に納得ができない人、たくさんいると思います。

先が見えず不安ですが、どうかご自分のことを最優先に考えてほしいと思います。